災害時のトイレ問題:在宅避難用の携帯トイレを使ってみた!

災害時、断水や停電の影響で自宅の水洗トイレが使えなくなった!

さぁ、どうしましょう??想像してみてください。

何も備えてない場合は、大勢がトイレ難民になるはずです。

災害時のトイレ問題は、意外と見落としてしまうポイントなんです。

そして当たり前ですが、我慢は体に悪影響を及ぼします。

水や食糧の備蓄をしていても、排せつをする環境がないと在宅避難はできませんね。

便器に装着して使う、災害用の「携帯トイレ」が必要になるのです。

というわけで今回は、以下のような方におすすめの内容です!

今回の記事はこんな方におすすめ
  • 携帯トイレを購入したいと考えている方
  • 携帯トイレは買ったものの、使ってみたことがない方
  • 在宅避難のためのトイレの備えをしていない方
10年ぶりに買い替えたのでレビューします!
目次

【災害時在宅避難用】携帯トイレを選ぶ際の注意

在宅避難用の携帯トイレを選ぶ際の注意点は、以下の5つです。

  1. 呼び名(製品名)が混同している
  2. 排せつ物の処理方法
  3. 消臭・防臭機能
  4. 保存年数
  5. 家族分の量を確保できるか

では、順番にみていきましょう!

呼び名(製品名)が混同している

携帯トイレ探しで1番困るのは、製品名だけではどんなタイプのトイレなのかが分からないということです。

同タイプなのに、一方は「携帯トイレ」、もう一方は「簡易トイレ」だということはよくありますし、「災害用トイレ」、「非常用トイレ」という製品もよく見かけます。

要するに、製品説明をよく読んでから購入する必要があるということですね。

NPO法人日本トイレ研究所では、災害用トイレの分類と呼称を決め、適切な災害用トイレを選ぶために多くの情報を発信しています。

そのなかで「携帯トイレ」は以下のように定義されています。

断水や排水不可となった洋式便器等に設置して使用する便袋(し尿をためるための袋)を指します。

NPO法人日本トイレ研究所

というわけで、この記事では「携帯トイレ」=洋式便器に装着するものとして説明していきます。

渋滞中の車内やハイキングで我慢できない時に使用するものも携帯トイレとして売られていることが多いので混乱しないようにしてくださいね。

排せつ物の処理方法

携帯トイレは、便袋(つまりゴミ袋)内で排せつ物を吸水したり固めたりしてゴミとして廃棄できるようにするものです。

ワタシ

廃棄区分はお住まいの自治体に従ってくださいね!

便袋に吸水シートを装着するタイプと凝固剤を入れるタイプがありますが、よく見るのは凝固剤タイプです。

凝固剤にも「排せつ前に便袋に入れておく」or「排せつ後に便袋に入れる(排せつ物にかける)」タイプとがあります。

排泄物の処理方法

  • 吸水シート装着タイプ
  • 凝固剤投入(先入れ)タイプ
  • 凝固剤投入(後かけ)タイプ

いずれにしても成分は高吸水性樹脂(高吸水性ポリマー)が主で、紙おむつやナプキン、ペットシートに使われている材料です。

イメージしやすいように、以下では吸水実験の動画をご紹介します。

製品によって給水量やその他の成分に違いはありますが、排泄物の処理はこのように行われます。

引用:三洋化成工業株式会社YouTube

消臭・防臭機能

災害時は、長期間ゴミの収集ができないことが予想されます。

在宅避難の場合は、ゴミを家の中や敷地内で一時保管する必要に迫られますね。

そんな時に重視したいのが消臭・防臭機能です。

凝固剤そのものに消臭防臭機能があるタイプ、用を足したあとに消臭剤をふりかけるタイプ、ゴミ袋に機能がついているタイプとさまざまです。

この辺は、価格も比較しながら選びたいですね。

保存年数

携帯トイレには保存年数があります。

それは主に凝固剤の使用期限でもあるのですが、水や食糧と違ってローリングストックができません(する必要がない)ので、保存年数の長さは大事です。

短くて3年、売られているものの多くは5年~10年、長くて15年というものもあります。

買い替えを考えると、10年ぐらいが適当といえます。

家族分の量を確保できるか

皆さんは、1日に何回トイレに行きますか?

おそらく4~6回という方が多いのではないでしょうか。

内閣府(防災担当)の「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」では、1日5回を目安として備蓄することが望ましいとされています。

また、備蓄日数については、災害時3日以内にゴミ収集を再開すると掲げている自治体が多いものの、7日分の備えはあったほうがいいでしょう。

ということで、ひとりあたり5回×7日=35回分の備蓄を目指しましょう!

あとは、家族の人数やトイレが近い・遠いにあわせて数を調整してくださいね。

携帯トイレを使ってみた!「驚異の防臭素材BOS 非常用臭わないトイレセット」

200回分の携帯トイレ
(分散備蓄のため、100回分×1と50回分×2)

東日本大震災から10年が過ぎ、もともとの我が家の携帯トイレは保存年数の10年を迎えていました。

「そろそろ買い替えよう」とネットをウロウロ。

ワタシ

ワタシは東日本大震災で防災に目覚め、防災士資格をとりました。

我が家は、オット、ワタシ、ムスメ、オットの両親の5人家族です。

5人家族で必要になる携帯トイレは、35回×5人=175回分にもなるんです。

かつ、お義母さんが頻回気味のため、200回分を備蓄しています。

私が携帯トイレを買い替えるにあたって重視したのは次の3つです。

  • 凝固剤(先入れ)タイプであること
  • 消臭・防臭機能があること
  • 50回分、100回分の単位で売られていること

凝固剤の先入れは防臭対策の意味が大きいので、私が気になるのはほとんど「臭い」ですね。

あとは、50や100という大きな単位で購入したいのは、1個あたりの価格を安くするためです。

そして、分かりやすいネーミングの「驚異の防臭素材BOS 非常用臭わないトイレセット」にたどり着いたというわけです。笑

真面目な話をすると、医療向け開発から生まれた防臭袋であるということが決め手になりました。

中身をチェック

今回は訓練を兼ねて、家族全員で携帯トイレを使ってみました。

ということで、5回分を追加で購入。

さぁ、中身を見てみましょう♪

  • 1番最初に便器に取り付ける青い袋・・・1枚
  • 黒い袋(便袋)・・・5枚
  • 凝固剤・・・5袋
  • 白い袋(これが驚異の防臭袋BOS!!)・・・5枚
  • 説明書・・・1枚

説明書の通りに使ってみた

STEP
便器に青い袋を取り付ける

便器内の水が便袋につかないようにするものです。

STEP
黒い袋(便袋)を取り付けて凝固剤を入れる

これでスタンバイOKです。

STEP
用を足して、黒い袋だけ取り出して口をしばる

予想以上に少ない量の凝固剤に不安を感じましたが、問題なく吸水してくれました!

STEP
白い袋に黒い袋を入れ、口をねじってしっかりしばる

勇気を出して鼻を近づけてみましたが、臭いはしませんでした!

分かりにくいですが、凝固剤が入っています。
驚異の防臭袋BOS

最初に便器につけた青い袋は1枚しか入っていませんので、このままつけっぱなしになります。

尿意を感じた人から、家族みんなで試してみました!

使った感想(良い点・悪い点)

良かった点

  • 思っていたより簡単だった。
  • 確かに臭いがなくてびっくりした。
  • 凝固剤がぶわーっと膨らんでいって尿を吸っているのが分かった。

悪かった点

  • 凝固剤が入った袋が手で開けづらい(5人が同じ意見)。

今回だけでは分からなかった点

  • 大便の時はどうなるんだろう。
  • どれぐらいの時間臭いが防げるのだろうか。

携帯トイレは使わないに越したことはありませんが、いざという時に困らないようにしたいですね。

私は自分で使ってどんなものか確認できたことで、少し安心しました。

携帯トイレは在宅避難の必須アイテム

プライバシーの尊重やコロナ禍で、災害時の在宅避難への関心は高まっています。

私自身、命と家が無事なら在宅避難をしたいという気持ちで日頃から備えています。

冒頭にも書きましたが、水や食糧があってもトイレが使えなければ在宅避難はできませんよね。

そう考えると、携帯トイレは在宅避難の必須アイテムなんです!

7日分が多いと感じるなら、まずは3日分から備えてみましょう。

そして、今回の記事が少しでも皆さまのお役に立てると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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